北川民次の絵画や版画がみれる展覧会や美術館は?作品価格や瀬戸のアトリエ情報も

北川民次の絵画や版画がみれる展覧会や美術館は?作品価格や瀬戸のアトリエ情報も

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出典:wikipedia

ここでは日曜美術館でも紹介される『北川民治』の絵画や版画を鑑賞できる展示会や美術館情報、そして実際に亡くなる直前まで使用していた愛知県瀬戸市のアトリエの公開情報や、購入する場合の市場価格なども調べてみました。

『北川民治』のプロフィールは?

ここでは『北川民治(きたがわ たみじ)のプロフィールを簡単にご紹介します。

生年月日:1894年1月17日

没年月日:1989年4月26日(95歳)

出生地:静岡県島田市

北川民治は静岡で生まれた洋画作家です。

実家は製茶業を営む地主で、早稲田大学への進学や留学などを考えるとかなり裕福だったのではと思われます。

そして北川民治の作品に大きな影響を及ぼしたのが大学卒業後からの22年間のアメリカとメキシコでの生活です。

そこで学校で学ぶ以外にも、農園、劇団で舞台の書き割り職人と、芸術家というよりも労働者といってもいいような様々な経験をしています。

北川民次の作品はどちらかというと華やかな題材ではなく、民衆、労働者などを描くことが多く、画風はメキシコでの生活が大きく影響しているといわれています。

代表作品としてはこちらがあげられています。

「タスコの祭」静岡県立美術館蔵

「瀬戸十景」三重県立美術館蔵

「山羊と母子」刈谷市美術館

「百鬼夜行」刈谷市美術館

「平和な闘争」刈谷市美術館

(2019年1月現在の情報です。実際に行かれるかたは展示中であるか美術館にご確認ください)

『北川民治』の絵画や版画がみれる展示会や美術館は?

北川民次のアトリエのある瀬戸市美術館はチェック

 

出典:まなびあテラス 《煙突のある風景》 1937年 瀬戸市美術館蔵

静岡で生まれ育った北川民次ですが、海外から帰国後は妻の故郷である愛知県瀬戸市にアトリエを構え精力的に制作活動をおこなっていました。

 

出典:瀬戸市美術館

ということからも瀬戸市美術館は北川民次の作品を数多く収蔵しているようです。

公式サイトをチェックしたところ「企画展示室2」は北川民次の作品を中心に展示しているそうですよ。

名称:瀬戸市美術館

場所:〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3(瀬戸市文化センター内)

電話:0561-84-1093

入館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 

(2019年1月現在の情報です。実際に行かれるかたは展示中であるか美術館にご確認ください)

市民が愛した北川民治展

現在特別展もおこなわれているようです。市民所蔵のコレクション150展ということなので要チェックですね。

 

出典:瀬戸市美術館
名  称没後30年 市民が愛した北川民次
会  場瀬戸市美術館
日  程2019年06月01日(土) ~ 2019年07月28日(日)
時  間9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
※初日は11:00開館
※6月11日(火)、7月9日(火)は休館日
料  金入館料:一般500円(400円)、高大生300円(240円)
※( )内は20名以上の団体
※中学生以下、妊婦、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料

 

実際に行かれた方のコメントもツウィートもあがってきていますね。

瀬戸信用金庫アートギャラリー

出典:瀬戸信用金庫アートギャラリー

地元瀬戸市の信用金のアートギャラリーにも北川民次の作品が常設されています。

すでに7月21日で終わってしまいましたが、カレンダー展も行われていたようですよ。

場所:〒489-0897 愛知県瀬戸市東茨町36番地の11

電話:0561-82-3100

開館時間:10:00 ~ 16:00

入場料:無料

 

愛知県かみや美術館で「 北川民次 墨彩画 」 展

愛知県のかみや美術館で墨彩画の展示会が行われています。結構な数の作品が展示されているようです。

日時:2019年4月13日〜8月25日

 

愛知県瀬戸市の北川民治アトリエはいつ公開される?

北川民治が創作活動を行っていた瀬戸市のアトリエは1年に2回公開されています。

基本的には毎年、春と秋の二回公開されていたようですが、2018年は6月と11月に行われたようです。

 

 

2018年の6月はこんな感じで公開されていました。

日時:6月30日(土)ー7月1日(日)

場所:北川民次アトリエ(安土町23)

時間:10:00ー15:00

入場料:無料

 

 

https://twitter.com/setomarutto/status/1061458535354191877

 

瀬戸市美術館主催で行っているようなのでご興味のあるかたは、公式サイトをチェックするか、美術館に予定を問い合わせてみるといいかもしれません。

 

 

『北川民治』の作品価格は?

95歳まで精力的に制作活動をおこなった北川民次は、デッサン、水彩画、版画、油絵といろいろな作品を世に送り出しています。

美術館に展示されているような作品は別として比較的購入しやすいといってもいいでしょう。

ギャラリーなどを調べてみたところ価格は数万円〜数十万といった感じです。

人気がある一点物の油絵で風景や植物が描かれているものは20万〜。

版画は量産されていることから数万円で購入可能です。

オークションなどにも出品されていますが、やはり本物か判断が難しいのできちんとしたギャラリーで保証されたものを購入されることをおすすめします。

 

まとめ

明治から昭和の激動の時代を生き抜いてきた北川民次。

そんな時代にアメリカ、メキシコで22年間も生活するという特異な経験を積んできたことから、画風は日本と海外が混在した他の作家にはない特徴があります。

華やかで美しいものを選ばず、その時代の民衆の心に寄り添った題材を選んできた作品を私も実際にみてみたいです。

 

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