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ここでは『バード川上』こと川上和人氏の経歴や大学、活動内容などを詳しくお伝えしていきたいと思います。
バード川上和人の経歴や大学は?
- 名前:川上 和人(かわかみ かずと)
- 生年月日:1973年生まれ
- 出生地:大阪府
- 出身大学:東京大学農学部林学科卒(同大学院農学生命科学研究科中退)
- 勤務先:国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所(主任研究員)
鳥類学者でありながら親しみやすいキャラクターで、『バード川上』といった愛称で呼ばれています。
鳥類学者になったきっかけがとっても興味深いです。というのも大学に進学したものの特にこれといった夢はなかったそうです。
たまたま勧誘された「生物サークル」に入って、バードウォッチングをしたことで鳥の面白さに目覚めたんだとか。
学者というと小さい頃からそれが好きで好きで仕方ないイメージがありますがこういったパターンの方もいらっしゃるんですね。
これから育っていく子どもたちに向けてインタビューでこんなことをおしゃってます。
人生って、偶然おもしろいことにぶつかって、それが一生の仕事になることもあります。
実際に僕もそんなふうにして今の仕事につきましたが、天職だと思っています。
だから、強い興味がなくても気にせずに、今楽しいことを、楽しいようにやっていってほしいなと思いますね。
無理して夢を持つ必要はないというか(笑)。
引用:文春オンライン
いいですよね。この肩の力が抜けた感じ…
学者学者していないこんなところが子どもから大人にまで人気がある理由なのかもしれませんね。
バード川上和人 森林総合研究所はどんな研究をしている?
バード川上氏が勤務している『国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所』は名前の通り、森林について研究している場所ですが、『鳥獣生態研究室』という部署があり川上氏はここで勤務しています。
研究内容は小笠原の鳥類についてです。
RADIOTSUKUBAのインタビュー動画を見つけたので貼り付けます。
バード川上和人の講演会やトークショーの予定は?
こんな面白くて興味深い話をされるバード川上氏、実際に講演会やトークショーを聞けたらさぞかしおもしろいのではないかと思われる方もも多いはず。実際に会ってみたいですよね。
子ども科学相談は面白いので要チェック!
また夏休み、冬休みそれぞれNHKの『子ども科学相談』というラジオ番組で鳥を担当することがあります。
これは子どもが電話またはメールで質問したことに各先生方が答えてくださるといった番組なんですが、かなり好評だったそうです。
鳥については子どもからこんな質問があったようですよ。
「ハトは3秒で忘れるのは本当か」
バード川上氏の回答は?
「それは悪口です」
(笑)バード川上氏さすがに頭の回転が早くておもしろい!
でもこの答えの裏にはこんな気持ちが隠されていたそうです。
英語でも“bird brain(鳥の脳)”という言葉が悪口として存在してて、世界中で鳥ってバカだと思われている。
でも、実際には鳥は学習能力も非常に高いですし、すごく苦労している生物群だと僕は思っているんです。
「空を飛ぶ」という方向を選んでしまったがゆえの苦労とでも言うのでしょうか。
空を飛べる体を持つには、地上での性能はやはり落ちてしまいます。
他にも、体のいろいろな部分を軽くしなくちゃいけなかったり、脂肪をたくさん蓄えることができなかったり、ハンデを抱えることになるわけです。
そんなハンデを抱えながらも、食べ物を探したり、捕食者から逃げたりして生き残ってきているということは、そこに十分な頭の良さがあると思っています。
鳥へのリスペクトが感じられますよ。
このラジオ企画、このの夏休みの予定はまだ発表されていませんが、ぜひ今年も行なってほしいものです。
川上氏の今年度の活動予定はわかりましたらここにアップしますね。
こちら書籍化されていますね。
ご興味のある方はチェックしてみください。
2019年も始まった『夏休み 子ども科学電話相談』
2019年も『夏休み 子ども科学電話相談』が始まりましたよ!
期間は7月21日(日)から、8月4日(日)までの15日間。
まず7月21日初日にバード川上先生が登場します。
こんなユニークな質問があったようですね。
ハシビロコウと結婚するにはどうしたらいいですか?
初っ端から飛ばした質問でいいですねー。
バード川上の答えは?
聞き逃してしまった方もNHKの『夏休み 子ども科学電話相談』で聴くまたは読めますよ。
バード川上は8月2日(金)、8月3日(土)にも再登場する予定ですので聴き逃しなく!
特に8月2日は同じように大人気の「ダイナソー小林」との共演となりますので注目です。
小笠原諸島の西之島調査中!
現在は噴火活動で面積が10倍となった小笠原諸島の西之島の調査チームに参加されているようですね。
噴火活動で面積が拡大した、小笠原諸島の西之島。
環境省などが3年ぶりに上陸調査した結果、噴火後初めて「オナガミズナギドリ」の繁殖が確認されました。
海上保安庁などによりますと、島の面積はことし5月の時点で、もとのおよそ10倍に広がっています。https://t.co/qUxUMTSZ2X#nhk_video pic.twitter.com/5pzXHbFrtI— NHKニュース (@nhk_news) September 12, 2019
バード川上和人の本がおもしろい!!
こんな親しみやすい鳥類学者のバード川上氏ですが、彼の本がかなりおもしろいらしく話題になっています。
まずはこれから読んで欲しい『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』
鳥類学者なのにこのタイトル!
バード川上氏らしいユーモアが感じられます。
レビューも高評価で本を読んでさらに虜になっている人が続出です。
話題の一冊。書評を読む度、「学者の割に面白い本が出たようだ」、と気になっていた。
が、読み始めて5分もしないうちに、浅はかさを恥じる。
学者の割に、なんてレベルではなく、椎名誠くらい文章の面白い人が、作家にならず鳥類学者になった。全力で笑わせながら、ちゃっかり鳥の話もしている、しかも分かりやすい。
面白すぎる一冊。引用:amazon
夏休み子供科学電話相談でおなじみの!バード川上!!!大好き!
ラジオだけではわからない、川上先生の研究への熱い気持ちを知ることができるのでリスナーの皆様にこそ読んでほしい。.
「世界の平和と経済的安定こそが、生態系保全の礎なのだ。」
こういうことはラジオでもよく先生方がいうことだけど、これを読んでそれがよく分かった。鳥や自然環境のまじめな話だけでなく、キョロちゃんや吸血鬼の生態について考察したり、「りんごジュースと絶交した」「クラゲを尊敬している」「海外でバードの研究をしていると言ったらそれはなんの昆虫ですかと聞かれた私の英語力をなめるな!」とか鳥以外のことでも面白い川上先生さすがです。
研究は税金で行われているから、スポンサーである国民に向けて報道提供してるとのことだったので、これからは興味もってみたい。
小笠原諸島行ってみたいな~
引用:楽天
こちらもかなりおもしろいらしい『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る 』
『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ』がかなり好評だったので、あれ以上の本は出ないと思われていましたが、こちらもかなりの面白さらしいです。
ネタや言い回し、独自の仮説など、随所で楽しませてくれます。
これまでの固定化した恐竜のイメージが、いい意味で壊れ、
恐竜には未だ知られていない、もっと色々な可能性があることを教えてくれました。
肌の色一つとっても。。。引用:amazon
最近の恐竜と鳥類の類似性から、鳥類学者が悪のりして書いた本です。という前書きですが、楽しめます。
どうせ生きている古生物を見た人はいないのですから、何が正しいかはわかりません。
だから、鳥類学者の恐竜解説も楽しめます。古生物学はロマンだなぁ。引用:amazon
私もこの記事を書いていてこの本読みたくなりました。
早速購入して子どもたちと読んでみようと思います。
4コマ漫画でクスッと笑ってしまう『トリノトリビア』
こちらは漫画家のマツダユタカ氏の4コマ漫画とのコラボということで大人も子どもも楽しめる本になっています。
可愛い四コマと川上先生の鳥紹介という組み合わせで、子供も大人も満足できる。
キツツキが脳損傷するほど激しく突いているとは・・・。
引用:楽天ブックス
マンガがとても上手で、鳥に詳しくなくても楽しめます。
マイペースなカラス、腹の立つスズメ、悪そうなモズ、おっとりしたキジバトなど、
鳥の性格をおもしろおかしく表現しているので、本の世界に引き込まれます。引用:amazon
最新版はこれ!『鳥肉以上,鳥学未満』
バード川上の最新版の書籍が出ましたよ。今回の本は鶏肉について…
ボリュームたっぷり胸肉,スジが噛み切れないササミ…….日々の食卓でおなじみの鳥肉には,鳥ならではの機能性と進化の歴史がいっぱい詰まっている.ボンジリってお尻じゃないの? 鳥の首はろくろ首? 昭和の野球部はスズメ跳び!? ――トリビアもネタも満載.オーブンのチキンが焼けるまで,とっておきのサイエンスを召し上がれ.
引用:amazon
これまた興味深い内容ですね。
まとめ
鳥類学者というお固いイメージの肩書きですが、ご本人はユーモアセンス抜群でハイカラ。子どもから大人まで幅広い年齢層から愛されています。
「鳥には興味がないけれど、バード川上の話は聞いてみたい」そして鳥の世界にはまっていってしまう。
まさに彼の思惑通りですね。
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